『影男』(江戸川乱歩)

妖艶で淫靡で荒唐無稽な、如何にも乱歩! という展開が次々に現れます。連載物らしい毎回クライマックスというか読者を飽きさせないようにどんどん刺激を放り込んでいったという感じでしょうか。
主人公の影男が金持ち相手の強請りで莫大な財を築いていて、時にはちょっとした慈善的なこともやりながら、有閑マダムの秘密結社に忍び込んだり、殺人請負会社の顧問をしたり、地下パノラマ世界に誘われたり、好き放題やって、最後は明智探偵が出てきてめでたしめでたしと筋だけ書くと実に無茶苦茶なんですけど、それが面白くなるのが乱歩なんですよね。
今回、講談社の江戸川乱歩推理文庫で読みました。乱歩は春陽堂と角川の昔の文庫で揃えていて、講談社の推理文庫を少しずつ集めているのですが、光文社の文庫全集がいいらしいですね。今から集めるのも大変かなあ。
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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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大吉

Author:大吉
物語の魅力を伝える古本屋をやっています。

好きな作家は、有栖川有栖、田中芳樹、江戸川乱歩、倉知淳、恩田陸、北村薫、宮部みゆき、京極夏彦、小川洋子、殊能将之、梨木香歩、泡坂妻夫、東川篤哉、綾辻行人、長野まゆみ、大崎梢、恒川光太郎、吉田篤弘、上橋菜穂子、岡田淳、R・ダール、E・ケストナー、などなど。気になりゃ何でも読みます。

子どもたちに物語の面白さを伝える、そんな駄菓子屋のような古本屋を目指します。

「古本 大吉堂」大阪市住吉区遠里小野5−3−1




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