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『ピーターと象と魔術師』(ケイト・ディカミロ、長友恵子・訳)

ピーターと象と魔術師
ピーターと象と魔術師

ピーターは占い師に妹が生きていると、象が妹のいるところへと連れて行ってくれると告げられる。ユリの花を出そうとした魔術師は、貴婦人の膝の上に象を呼び出してしまう。象は伯爵夫人の元に飼われることになり、背骨の曲がった元彫刻師の男が世話をする。象は自分の名前を忘れてしまい、牢に囚われた魔術師は窓から空を見る。

なんとも奇妙な物語。冬のどんよりとした空の下で紡がれる物語。
しかしピーターの想いの強さが物語の閉塞感を切り開き、人々は集い奇跡を目の当たりにするのです。

なんとも奇妙な物語。そして心温まる物語。
物語が紡がれるということの幸福を感じ、物語に包まれる幸福を感じる。そんな物語の魅力を味わえる一冊でした。
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大吉

Author:大吉
物語の魅力を伝える古本屋をやっています。

好きな作家は、有栖川有栖、田中芳樹、江戸川乱歩、倉知淳、恩田陸、北村薫、宮部みゆき、京極夏彦、小川洋子、殊能将之、梨木香歩、泡坂妻夫、東川篤哉、綾辻行人、長野まゆみ、大崎梢、恒川光太郎、吉田篤弘、上橋菜穂子、岡田淳、R・ダール、E・ケストナー、などなど。気になりゃ何でも読みます。

子どもたちに物語の面白さを伝える、そんな駄菓子屋のような古本屋を目指します。

「古本 大吉堂」大阪市阿倍野区王子町3−4−4




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