『心の森』(小手鞠るい)



父の転勤でアメリカの小学校に転校することになったヒビキ。新たな生活にとまどうことばかりのある日、家の裏の森で少女と出会った。名をたずねると一輪の花を渡される。デイジー、それが少女の名前だった。
英語もわからずアメリカに来たことの不安、デイジーと出会った喜び、森の動物に遭遇した驚きと感動、そして不意に訪れる別れ。それらのできごとが少年の体験談としてつづられます。そのため要所要所を切り取り繋いだような構成となっていますが、心の動きはダイレクトに響いてきます。
はじめ読み終えた時はもの足りなさや結末の突然さにとまどいました。しかし、小学六年生の少年が体験したことを述べ、同じ年頃の子らが追体験する物語として、この表し方がありなのだろうと気付いたのです。この本で物語世界に踏み込む面白さが体験できれば素敵です。
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大吉

Author:大吉
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好きな作家は、有栖川有栖、田中芳樹、江戸川乱歩、倉知淳、恩田陸、北村薫、宮部みゆき、京極夏彦、小川洋子、殊能将之、梨木香歩、泡坂妻夫、東川篤哉、綾辻行人、長野まゆみ、大崎梢、恒川光太郎、吉田篤弘、上橋菜穂子、岡田淳、R・ダール、E・ケストナー、などなど。気になりゃ何でも読みます。

子どもたちに物語の面白さを伝える、そんな駄菓子屋のような古本屋を目指します。

「古本 大吉堂」大阪市住吉区遠里小野5−3−1




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