『猫語の教科書』(ポール・ギャリコ)



ある日、編集者の元に届いた原稿は、猫による人間の家をのっとる方法が書かれたものだった。
若き猫に送る猫の手による猫の教科書。如何に人間をトリコにして、人間の家をのっとり快適に過ごすのか。猫は猫であるだけで魅力は充分にあるのだから、その魅力をしっかりと活用すべし。そして人間とはうまくやっていこうではないか。そのような内容が実に魅力的な語り口で記されています。そうです、何故作者である猫が人間の編集者にこれを送り人間の目に猫の秘密を明かしたのか。それはこの原稿を解読したポール・ギャリコも言うように、人間が猫とうまく付き合っていくコツが示されているのでしょう。猫の魅力を享受することで人間は猫と共に快適に過ごすことができる。ならば猫の魅力が充分に示せるように、これこれこういうことに気を付けてねという猫からのメッセージなのでしょう。
猫と普段から共に過ごしている人には、ああその通りと共感するものなのでしょうか。猫との接点が全くない身にも猫にトリコにされそうな魅力がありました。

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