『矢澤潤二の微妙な陰謀』(秋梨惟喬)



ある時は出版社の編集者、ある時はNPO職員、ある時はフリーの記者と様々な肩書きで現れる矢澤潤二。近付いた相手にオカルト的話を持ちかける裏に潜まれたものとは?
超能力やUFOや風水や埋蔵金など怪しいネタを、陰謀論を絡めながらもしかして本当にあるのかもと思わせてしまう連作短編集。オカルト的ネタの説明の際に取り上げられるフィクションが半村良やら山田風太郎やらウルトラマンにバビル二世、帝都物語と微妙に(いや、かなり)古く、最後に取り上げられているのはアニメのボトムズと30〜40年以上前のものばかりなのは気になりますが、トンデモネタの開陳にはそれが似合う気もするのです。巻き込まれる人間の理由はそれぞれ異なり、トンデモネタの着地点を想像しながら読むのも楽しいかも知れません。
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大吉

Author:大吉
物語の魅力を伝える古本屋をやっています。

好きな作家は、有栖川有栖、田中芳樹、江戸川乱歩、倉知淳、恩田陸、北村薫、宮部みゆき、京極夏彦、小川洋子、殊能将之、梨木香歩、泡坂妻夫、東川篤哉、綾辻行人、長野まゆみ、大崎梢、恒川光太郎、吉田篤弘、上橋菜穂子、岡田淳、R・ダール、E・ケストナー、などなど。気になりゃ何でも読みます。

子どもたちに物語の面白さを伝える、そんな駄菓子屋のような古本屋を目指します。

「古本 大吉堂」大阪市住吉区遠里小野5−3−1




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