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『サーカス放浪記』(宇根元由紀)



昭和53年冬、初めてサーカスの舞台に立った著者によるサーカスの思い出。女性ピエロ(クラウン)としての日々、サーカスに集う人々の姿。
昭和50年代世の中ではまだサーカスのイメージは怪しい見世物小屋的なものもあったでしょう。そこに大学出の女性が飛び込む。実際に著者が入ったサーカスはその時既に株式会社化しており、前代的なものとは全く違っています。しかしサーカスにはサーカス独特の世界がやはりあり、その中で悲喜こもごも生きていく人たちの姿が活き活きと描かれています。
ただ思い出として印象強いものが書かれているためか、サーカス全体の様子はイマイチ把握しにくくはあります。それどころか著者自身のクラウンとしての姿も余り書かれておらず、著者がサーカス内でどういう位置にいたのかもわかりにくくもあります。それでも著者が感じたサーカスで放たれる強烈な光。それが読者にも投げ掛けられ、その光で照らし出され現れる様々な色と影にサーカスの魅力を感じるのです。
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大吉

Author:大吉
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好きな作家は、有栖川有栖、田中芳樹、江戸川乱歩、倉知淳、恩田陸、北村薫、宮部みゆき、京極夏彦、小川洋子、殊能将之、梨木香歩、泡坂妻夫、東川篤哉、綾辻行人、長野まゆみ、大崎梢、恒川光太郎、吉田篤弘、上橋菜穂子、岡田淳、R・ダール、E・ケストナー、などなど。気になりゃ何でも読みます。

子どもたちに物語の面白さを伝える、そんな駄菓子屋のような古本屋を目指します。

「古本 大吉堂」大阪市阿倍野区王子町3−4−4




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