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『自閉症の僕が跳びはねる理由』(東田直樹)

自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)
自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

NHKのドキュメントで彼のことを知り、この本の存在も知り気になっていたのです。やっと読むことができました。自閉症である自分のことについて世間の人が思っている疑問に答えるという一問一答の形で書かれています。

文字ボードを使ってコミュニケーションをしている姿や、その言葉のわかりやすさに驚嘆させられました。自閉症の人はコミュニケーションができないのではなく、苦手なのだということを彼の姿を見ることでわかったのです。
この本でも質問に対して真摯にそしてわかりやすく答えられています。このわかりやすい答というのは、自閉症でない読者のことを想像するからこそ生まれるものでしょう。相手のことを慮ってこその言葉でしょう。そこにも自閉症の人たちへの偏見を覆すものがあります。

もちろん自閉症の人全てが彼と同じではないでしょう。それは何事に於いても意識しなければならないことです。でも自分と違う人が自分と同じものを感じたり、やはり自分と違うものを感じている。そんな当たり前のことを知るきっかけとなる本でしょう。
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大吉

Author:大吉
物語の魅力を伝える古本屋をやっています。

好きな作家は、有栖川有栖、田中芳樹、江戸川乱歩、倉知淳、恩田陸、北村薫、宮部みゆき、京極夏彦、小川洋子、殊能将之、梨木香歩、泡坂妻夫、東川篤哉、綾辻行人、長野まゆみ、大崎梢、恒川光太郎、吉田篤弘、上橋菜穂子、岡田淳、R・ダール、E・ケストナー、などなど。気になりゃ何でも読みます。

子どもたちに物語の面白さを伝える、そんな駄菓子屋のような古本屋を目指します。

「古本 大吉堂」大阪市阿倍野区王子町3−4−4




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