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『ぼくらのミステリータウン5 盗まれたジャガーの秘宝』(ロン・ロイ、八木恭子・訳)

盗まれたジャガーの秘宝 (ぼくらのミステリータウン)
盗まれたジャガーの秘宝 (ぼくらのミステリータウン)

ディンク、ジョシュ、ルースの三人組はディンクのおじさんの働くニューヨークの博物館で、エメラルドのすり替え事件に遭遇するのだった。

児童書コーナーで薄めのシリーズ物がズラズラと並んでいるのを目にします。その中のひとつ「ぼくらのミステリータウン」シリーズの中の一冊を手に取ってみました。シリーズ5作目なのですが、わかりやすいキャラクター配置にスッと物語に入っていきました。
インカ帝国の秘宝黄金のジャガー像が抱くエメラルド。そのエメラルドがいつの間にか偽物とすり替えられており、おじさんにもその嫌疑がかけられてしまう。その事件を解決するのが我らが三人組!という筋立てにはワクワクさせられます。
しかもわかりやすい児童書というのは、子ども騙しということでは決してないのですね。ミステリとして押さえておきたいポイントが揃っています。魅力的な謎がありさり気なく伏線を張りが張られ、推理の道筋を作りつつミスリードまで用意する。ページ数の制約からかなりご都合主義的にストーリーは展開しますが、それはマイナス要素というよりもテンポよく進むという印象になります。
これはミステリの入口としてなんとも素敵な作品です。これは子どものころに出会っていたら、絶対にハマっただろうな。ここから是非ミステリの世界奥深くまでおいでませ!
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大吉

Author:大吉
物語の魅力を伝える古本屋をやっています。

好きな作家は、有栖川有栖、田中芳樹、江戸川乱歩、倉知淳、恩田陸、北村薫、宮部みゆき、京極夏彦、小川洋子、殊能将之、梨木香歩、泡坂妻夫、東川篤哉、綾辻行人、長野まゆみ、大崎梢、恒川光太郎、吉田篤弘、上橋菜穂子、岡田淳、R・ダール、E・ケストナー、などなど。気になりゃ何でも読みます。

子どもたちに物語の面白さを伝える、そんな駄菓子屋のような古本屋を目指します。

「古本 大吉堂」大阪市阿倍野区王子町3−4−4




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